映画が好きだ。同時にポップコーンも好きだ。だから映画のお供に、まちがいなくポップコーンが選ばれる。
さすがに静かで余韻たっぷりな作品では音なども気になり、多少控えたりもするが、圧倒的なまでのアクション映画あるいは心の底から笑わせてくれるラブコメ映画などではポップコーンはまず間違いなく鑑賞時僕のひざの上にのっている。
種類はキャラメルと塩味。
おそらく東宝をはじめ、その多くの劇場がキャラメルと塩味を採用しているのではないだろうか。その日の気分によってキャラメル味か塩味を決める。
値段はキャラメルの方が若干高いが、わずかな金額差など全く持って関係なし。食いたいときに食いたい味を食べる。
それがいいのだ。
そういえば味覚の異常か成長か一時期異様にキャラメル味にはまったりもしたっけ。作品を2作ハシゴしてその2作品ともキャラメル味とか今までなかったし。
そんなポップコーンフリークの僕にとって衝撃的な事件が先日起こった。
なんといつもの劇場のいつもの売店にキャラメル味と塩味以外にサワー味とカレー味なるポップコーンが配置されているではないか。
系列は東宝だけども、昨日行った違う東宝の劇場ではカレー味もサワー味もなかったはずだけど。
もしかしてここだけか?
そんな疑問をよそに、僕の新味に対する興味は何食わぬ顔でマックスにまであふれかえっていた。
食べてみたい!特にカレー味。衝動に流されるがまま、カレー味を購入する。
見ると封入されている箱がキャラメルと塩とは異なりややおしゃれだ。
そのおしゃれな箱を手に取り、上映されるスクリーンへと向かう。自分の席に着いて、中をのぞいてみる。白のポップコーンに茶色がかった粉がまんべんなく降られている。
ねりこむタイプではなく、カレーの粉をふりかけている感じだ。
そういえばさっき店員さんがしゃかしゃかやってたっけ。一粒手にとり口の中に放り込む。
瞬間。
カレーの風味が口の中全体に広がり、勢いよく味覚を刺激する、そして思う。
うまい!バカラ片手に、お酒も飲みたいくらい!
作品が上映開始されて1時間。なかなかだれることなく、サスペンスな展開で盛り上げてくれる。僕の膝の上にはあのおしゃれな箱。
中には意外にまだたくさんのポップコーンが詰まっている。
僕の映画ライフはポップコーンカレー味の到来で大変なことになりそうだ。
何でかって?同じ作品で同じ味のポップコーンを2回購入し食べるなんて正気の沙汰じゃないだろう。
だけど、、うまいんだから、しょうがないね!